2025.07.16
「安全資産」ゴールドを、改めて見直す
現在、金の相場が上がっています。
この原稿を書いている日現在で1g=17000円くらいです。
父から譲り受けたメイプルリーフ金貨
私が大学を卒業して社会人になる時、父からこんな言葉とともに
「メイプルリーフ金貨」を手渡されました。
「この先、食うのに困ったら、これをお金にしなさい。」
幸いにも今に至るまで“その時”は訪れず、金貨は今も私の手元にあります。
約15倍に・・知らずに保有していた長期投資
最近になってふと、父に金貨をもらった当時の相場が気になり調べたところ、
当時は1g=約1,100円。
現在の相場と比べると、約15倍に上昇していたことが分かりました。
投資のつもりは全くなかったのですが、
結果的に「長期保有による資産形成」になっていたわけです。
ちなみに、私の1/2オンスのメイプルリーフ金貨は、
今なら約26万円程度で買い取ってもらえるとのことでした。
金は「安全資産」として評価される理由
金(ゴールド)は、以下のような特徴から「比較的安全な資産」とされています。
有史以来、価値がゼロになったことがない
希少性が高い
発行体が企業や国家でないため、信用リスクが低い
投資信託でもゴールドは活用されている
ゆびすいグループが導入している企業型確定拠出年金の運用商品にも、
間接的に金に投資する投資信託(ゴールドファンド)が含まれています。
全世界株式(オルカン)やS&P500に比べて目立たない存在ですが、
この1年間の騰落率※は約35%。
ちなみに、
全世界株式(オルカン)…約6%
S&P500 …約6%
と比べても、ゴールドファンドのパフォーマンスは圧倒的です。
※騰落率とは?
ある期間の価格変動を表す指標で、
例:100円→105円は「+5%」、→90円は「-10%」と表されます。
金を悪用した詐欺には注意を
一方で、金は詐欺の対象商品として悪用されるケースもあります。
たとえば、
「必ず値上がりする」と煽って投資を勧める
現物の金を渡さず、“預かり証”だけを渡す詐欺行為
こうした事件も過去には多数発生しています。
NISAや企業型DCなど、公的制度を通じた金投資では詐欺リスクは低いと考えられますが、
金という商品の特性上、こうしたリスクを知っておくことは重要です。
名古屋支店
特定社会保険労務士 山口征司
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