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2025.09.17

従業員満足度アップに効く!「失効年休」の賢い活用法

失効寸前の有給休暇、眠らせていませんか?積み立てて特別休暇にすれば、従業員の満足度もアップします。

病気や怪我、不妊治療など、ライフイベントに合わせた柔軟な制度として注目されています。

昔は「有休=やる気なし」の時代

かつての日本では、有給休暇を取ると「仕事に熱意がない」と思われた時代もありました。

私自身も社労士になる前にいた会社で有給休暇の取得を申し出た際、

別室に呼び出され説得を受け、取得を断念させられた経験があります。

あの違和感、今思えば完全に正しかったですね。

日本の有給休暇の特徴と課題

日本では「時季指定権」により、有給休暇の取得日を自分で決められます。

一見自由度が高そうですが、職場の繁忙期や周囲の雰囲気で取得が難しく、結果として有給休暇が失効するケースも多いです。

失効分を特別休暇として活用するメリット

失効した有給休暇を積み立てて、使用目的を限定した特別休暇にすることで、

従業員の満足度やエンゲージメントを向上させることが可能です。

病気治療や不妊治療など、個々のライフイベントに対応できる柔軟な制度は、福利厚生の差別化にもつながります。

導入時の注意点

  • 積み立て可能な日数の設定

  • 使用目的の範囲

  • 就業規則の改正

  • 従業員への周知

有給休暇取得率だけでは差別化が難しい時代だからこそ、新しい福利厚生として検討する価値があります。

 

名古屋支店

特定社会保険労務士 山口征司

 

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