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お知らせ・コラム

2025.09.24

社会人が先生になる時代へ

今日は本業にはまったく関係ない話を少し――と言っても、真面目な制度改正の話です。

社会人として培った経験を教育の現場で生かす、そんな未来が現実味を帯びてきました。

もし教員免許が最短1年で取得できるようになれば、多様なキャリアを持つ人材が学校に集まり、

子どもたちに新しい学びを届けられるかもしれません。

教員免許が取りやすくなる?

社会人から最短1年で教員免許を取得できるよう、制度の見直しが進んでいるそうです。

法改正の実施は2027年を目指しており、国際性やスキルを備えた社会人が教壇に立ちやすい環境作りが進められています。

3年というハードル

現在、教員免許を持たない人が資格を取得するには、3年程度の学びが必要です。
「関心はあるけれど、3年は長い」と感じる人は多いでしょう。

私自身も何度か挑戦を考えましたが、時間の壁に阻まれて断念してきました。

もし本当に制度が改正され条件が整うのであれば、会社には内緒で挑戦してみようと思っています。

社会人経験者がもたらす価値

教員不祥事のニュースは後を絶ちません。社会人の参入でその問題が一気に解決するとは思いませんが、

多様な経験を持つ人材が教育現場に加わることは確実にプラスの側面を持ちます。
さらに、教員を経験した人が企業に転じ、再び教育現場に戻るといったキャリアの循環が生まれれば、

子どもたちに伝えられる知識や視野は一層広がるでしょう。

私の経験

私も社労士になる前に専門学校で講師をしていました。

「人に教える」という経験は、その後の業務に大きく役立っています。
今後、教職と民間を行き来する人が増えれば、「元教員」という経験を持つ人材が社会に広がり、

その力は教育に限らずさまざまな場面で生かされていくはずです。

おわりに

制度改正はまだ検討段階ですが、もし実現すれば「教える」と「働く」の垣根がこれまで以上に低くなり、

教育と社会の関係はより豊かになるでしょう。
社会人が先生になる時代。その流れが教育現場に新しい風を吹き込み、

子どもたちと社会人双方にとって学びの機会を広げていくことを期待したいと思います。

 

名古屋支店

特定社会保険労務士 山口征司

 

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