NEWS
お知らせ・コラム

2025.10.17

夢を語る人に朝まで付き合った結果、心から後悔した話

金融庁は、無登録で投資勧誘などを行う業者への取り締まりを強化しています。

金融商品取引法では、金融商品取引業に登録せずに営業することを禁じていますが、

近年はSNSの普及により、違法な勧誘や詐欺被害が後を絶ちません。

無くならない怪しい投資話

一昔前はネズミ講(無限連鎖講)といった完全に違法な投資勧誘が問題になりましたが、最近では“違法スレスレ”のグレーな勧誘も増えています。

私自身、社会人になりたての頃に付き合いの浅い知人に誘われ、怪しげなパーティに参加した経験があります。

会場では「いくら儲かって夢を実現した」という“成功者”が次々に体験談を語り、異様な盛り上がり。

パーティ後はファミレスで朝まで夢(金)の話を聞かされ、心底後悔しました。

最後は興味本位だったことが相手に伝わり、人格否定されて終了——いま思い出しても苦い経験です。

投資勧誘には2つのパターン

私の経験から、この手の投資話には大きく2つのパターンがあります。

  • 最初から騙すつもりで近づくタイプ

 金融庁への登録業者かどうかを確認すれば、ある程度はふるいにかけられます。

  • 善意で勧めてくるタイプ

 こちらが厄介です。本人に悪意がなく、本気で良いと思っているため断りづらい。

 友人関係だけでなく、職場や取引先など場所や相手を選ばず勧誘してくることが多いのも特徴です。

職場におけるリスクと対策

違法でなくても、職場での投資話は秩序や人間関係を乱す原因になります。

多くの会社では政治活動や宗教勧誘を就業規則で禁止していますが、投資話の明確な禁止を規定している企業は少数です。

服務規定に「職場での投資勧誘禁止」を明記することで、社員への意識付けができ、

万が一発生した際も懲戒処分など適切な対応が取りやすくなります。

予防策と心構え

最近はマッチングアプリで出会った相手から突然投資勧誘を受ける事例も増えています。

恋愛感情が芽生え始めた相手を疑いの目で見ることは難しいかもしれませんが、

違和感を覚えた場合、まずは「その業者が金融庁に登録されているか」を確認してください。

登録されていなければ近づかないのが賢明です。

―覚えておきたい鉄則―

本当に儲かる話なら、他人には教えません。

かつて、雑誌の裏に載っていた"パチスロ北斗の拳必勝法"を8万円で買った友人が“予定通り”負けていたのを見て学びました。

 

名古屋支店

特定社会保険労務士 山口征司

 

健全な投資、資産形成についてはこちらから

👉https://yubisui-r.jp/planning/

 

↓この記事が少しでもお役に立ったら、ぜひ👍を押していただけると嬉しいです。↓



お問い合わせ