2025.11.12
ファミコンのころ任天堂株を買っていたら・・今どうなっていた?
思い立った日が、あなたのスタートライン
令和7年、株価5万円時代の現実
令和7年10月、日経平均株価が5万円を超えました。
長い低迷期を経て、日本経済は再び株高の波に乗っています。
もちろん、この上昇が実体経済にどこまで裏付けられているかは議論の余地があります。
しかし、ひとつだけはっきりしているのは、「投資をしている人」と「していない人」の間で、富の差が確実に広がっているということです。
株式や投資信託を保有していれば、この上昇局面の恩恵を受けられます。
一方で、預金だけに資産を置いている人は、その差を広げられていくばかりです。
もはや、「投資をしないリスク」が増している時代なのです。
「やりたいけど不安」層をどう支えるか
NISAやiDeCoといった制度の普及で、投資への関心は確実に高まっています。
それでも、「知ってはいるけど始められない」「損をしたくない」と感じる人は少なくありません。
この壁を越えるには、制度を“知る”だけでは足りません。
正しい知識で不安を和らげ、「やってみよう」と思えるきっかけをつくること。
それが、最初の一歩を踏み出すために必要なことです。
大切なのは、“完璧なタイミングを待つ”ことではなく、
「自分が動ける瞬間」を逃さないこと。
行動の中でこそ、人は学び、強くなっていきます。
いつから始めるのか
それは、“今”の話です。
今の株価が高いのか安いのか、投資信託の基準価額が妥当なのか──
そんなことは、プロでさえ分かりません。
未来を完璧に予測できる人はいない。
だからこそ、「いつが正解か」を探すよりも、「始めよう」と決めた日こそが、あなたにとっての最良のタイミングなのです。
たとえ少額でも、一歩を踏み出すことで初めて“自分ごと”としての投資が始まります。
時間を味方につけることこそ、長期投資の最大の武器です。
投資はギャンブルではない 〜トレーディングとの違い〜
「投資」と聞くと、モニターの前で短期売買を繰り返す“デイトレーダー”を想像する人も多いでしょう。
しかし、それは「トレーディング」と呼ばれる別の行為です。
日々の値動きを追うゲームのようなものとは違い、投資は"時間をかけてお金を働かせること”です。
NISAやiDeCoで毎月一定額を積み立てるのも、立派な投資。
それは博打ではなく、将来の自分に向けた準備です。
投資のもう一つの醍醐味
投資の基本は、あくまで長期・分散・積立です。
焦らずコツコツと続けることが、もっとも確実で再現性のある方法です。
とはいえ、投資の世界にはもうひとつの醍醐味もあります。
それは、“これから伸びる企業”を見つける楽しさです。
たとえば、ファミコンが発売された1980年代初めに任天堂の株を持っていた人は、
その後のゲーム産業の成長とともに大きな果実を手にしているでしょう。
そんな“ホームラン株”は、今もどこかに眠っているかもしれません。
未来を信じ、世の中の変化に目を向けて、
「次の成長物語」を探す――それもまた、投資の楽しみ方のひとつです。
投資は「自己責任」であることも忘れずに
どれほど制度や環境が整っても、最終的に判断し、行動するのは自分自身です。
投資にはリターンと同時にリスクも存在します。
だからこそ、自分の価値観で考え、納得して決める力が求められます。
投資を始めることが目的ではなく、
“情報に流されず、自分で判断できる力を持つこと”こそが、豊かに生きるための第一歩なのです。
名古屋支店
特定社会保険労務士 山口征司
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