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2025.12.05

SNS投稿から調査が始まる時代。次に監督署が訪問するのは…?

最近、労務の専門家の間で“ある話題”が急速に広まっています。

労基署が人手不足のため、SNS・匿名掲示板をチェックして調査対象園を選定している

「有給を取らせてくれない」
「休憩が取れない」
「サービス残業が当たり前」
——こうした投稿が、X(旧Twitter)、匿名掲示板などに書き込まれると、
労基署の調査候補としてピックアップされるケースがあります。

なぜか?

労基署も深刻な人手不足で、効率的に“怪しい企業”を探す必要があるため。

つまり今は、

 “職員の書き込み = 調査の引き金”

になりうる可能性がある時代。

幼保業界は特に労働環境への注目度が高く、SNSの投稿をきっかけに立入りが行われる可能性もあります。

そこで今回は、
園内で今すぐ確認できる内容ばかりですので、ぜひご活用ください。

監督署が特に注目する“労務ポイント”3選

1 勤怠管理

始業・終業時刻の把握は適正?
職員本人の記録+客観的記録(ICカード等)が原則。
自己申告制の場合でも、管理者による確認と実態把握が必須。
 

2 未払い残業

時間外計算の誤りが最も多い指摘項目
手当の算入漏れ、所定労働時間の誤設定、端数処理の誤りなど。
2020年以降、賃金請求権の時効が5年に延長。(現在は経過措置で3年)

 

3 有給管理

年5日取得義務があるにもかかわらず、職員が取得できていない園は要注意。

非常勤(年10日以上付与者)や管理職も対象で、取得日・付与日・日数を記録した有給管理簿の3年保存も義務です。

 

SNSに投稿された“ほんの一言”が、園の調査につながる時代。
だからこそ、日々の労務管理を整えておくことが、
職員の不満を減らし、園を守る最も確実な方法です。

「うちは何から見直せばいい?」という方は

お気軽にゆびすい労務センターの担当にご連絡ください。

 

東京支店

社会保険労務士 渡邉浩太朗

 

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